アフリカにおける農業投資拡大のための検討調査結果レポート

  

平成23年度 アフリカにおける農業投資拡大のための検討調査

2012年4月5日
株式会社クロスインデックス

調査報告書の公開について

平成23年度に農林水産省からの委託業務として株式会社クロスインデックスが実施した「平成23年度アフリカにおける農業投資拡大のための検討調査」の調査報告書(日本語版、英語版、仏語版)を公開いたします。

アフリカ、とりわけサブサハラ・アフリカの持続的な発展のためには、基幹産業である農業の生産性向上と生産拡大を図っていくことが重要となっています。
我が国は2008年5月に横浜で開催されたアフリカ開発会議(TICAD IV)で、アフリカ向けODAと民間投資の倍増を表明しました。さらに2009年9月の国連総会では鳩山首相(当時)が『TICADプロセスの継続・強化とミレニアム開発目標(MDGs)の達成に向け努力を倍加する』と表明しており、我が国として、アフリカの食料増産とともに貧困削減に向けた対策が重要な課題になっています。

このような背景から、サブサハラ・アフリカ地域において広汎に主食として用いられているものの、伝統的な生産様式、土壌肥沃度の低さ及び病虫害問題など様々な理由から低い生産性に留まっているイモ類(キャッサバとヤムイモ)を本調査のテーマとして取り上げました。
具体的には、ヤム、キャッサバの生産国であるガーナとカメルーンを対象国とし、生産(研究開発を含む)-貯蔵-加工-販売-消費というバリューチェーンの各段階について調査しました。また、将来的な民間投資促進にあたっての課題を明確化し、個々の問題点を分析し、投資拡大を図る手法を検討して提言としてとりまとめました。
また、本調査では両国の政府機関、民間企業等に対するヒアリング調査に加え、ガーナにおいて、農業生産拡大に関連した「機械化による組合のヤムの種芋栽培の効率化の検証」、マーケティングや消費に関連した「ヤム、キャッサバの加工品の試食会」という2つの実証調査を実施しました。

上記の調査結果と提言に基づき、対象国の政府機関、農業、食品関連業者と政策意見交換を行い、さらには政策対話、ワークショップ等のセミナーを開催しました。これにより、ヤム、キャッサバに対する民間投資拡大に向けた課題と提言について現地関係者との間で議論を行い、実現可能な対応策を打ち出しました。

  

以上

  

調査報告書は、以下からダウンロードできます。
「平成23年度 アフリカにおける農業投資拡大のための検討調査」報告書 ダウンロード(pdf 3.4MB)

英語版サマリー
Study on Measures to Enhance Investment into Agricultural Sector in Africa 2012(English)(pdf 366KB)

仏語版サマリー
Etude sur les mesures visant l’augmentation de l’investissement dans le secteur agricole en Afrique 2012(French)(pdf 430KB)

  

  

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