企業英語研修の効能

企業英語研修の効能

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2010/06/02]
昨今、日本のトップ企業ではMBAを取得した凱旋組の英語はもとより、さらなるビジネススキルを持った社員も少なくないでしょう。しかし、他にご専門性を持たれているがゆえに、語学に関しては英語アレルギー、語学研修アレルギーの方がおられるのも事実です。ビジネスレベルの英語スキルをもたれない方が、海外出張、商談が入り、慌てられる方も多いのではないでしょうか。
私の過去担当した案件で微笑ましい企業英語研修のエピソードがあります。某メーカーのアメリカ帰りの上司が人事部に掛け合って英語恐怖症の社員を集め、週に一回研修の時間を設けました。時代の流れで毎晩の上司との杯、同僚との飲み会などを通じてのコミュニケーションが欠如する中、週に一回、早めに切り上げて英語研修を実施したことで、つたない英語でのディスカッションが各々の本音を引き出し、ネイティブ講師を含めての定期的なパーティが慣習化したそうです。普段何を考えているかお互い分かり合っていない若手社員と熱血上司が、英語のアシストを通じて古き良き会社の結束をもたらしたというエピソードです。
英語のレベルと研修目的に合った講師を選ぶのが大前提ですが、今一度企業英語研修の効能を考えてみてはいかがでしょうか?

(K.T.より)

  

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