テープ起こしの語源とラテン語

テープ起こしの語源とラテン語

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2010/07/13]    テープ起こしを意味する英単語(transcription)の語源ラテン語でtrans(s)cribere [trans(向こう側へ)+scribere(書く)]です。翻訳(translation)という英単語にも見られるこの[trans-]は、ある物がどこかへ運ばれるという動きを意味する接頭語です。
ラテン語を基礎とする言語の場合、テープ起こし(transcription)は、記録媒体(テープ・ICレコーダーなど)から再生する音声を紙に書き移すという動作を表しています。
日本語のテープ起こし(もしくは音声起こし)は、文字通り、音を書き起こすという表現を用いて音声の文書化を表します。同じ動作でも日本語とラテン語を基礎とする言語では、表現に相違が生じていて興味深いものがあります。

(Y.M.より)

  

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