自動Web翻訳のリライトについて

自動Web翻訳のリライトについて

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2010/07/14]    最近、インターネットの世界では、コンピュータによる自動Web翻訳がよく利用されています。これに伴い、こうしたWeb翻訳による文書を生身の翻訳者リライトするサービスの需要も高まってきました。
そもそも機械的なWeb翻訳は単語単位で別の言語に置き換えをしているので、知りたい文章の内容を非常におおまかに把握する程度の用途には利用できることもありますが、どうしても単語を切り貼りしたような生硬な文章となることが多く、Web翻訳による翻訳文をビジネス文書として使用するためにはは人の手によるリライトが必要です。
例えば、「鶏が二羽庭にいる」という文章をWeb翻訳にかけてみたところ、「Chickens in the yard, two wings.」という表示が返されたことがあります。助数詞の「羽(わ)」も名詞の「羽(はね)」と誤認されているため、全体が意味をなさない英単語の並びになってしまっています。
このように、文法が異なる二言語の間では、機械的なWeb翻訳では正しく意味が伝わらなくなる場合が非常に多いために、原文をチェックしながら翻訳者の手でリライトをする作業が必要となってくるのです。

(Y.M.より)

  

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