メディアと映像翻訳

メディアと映像翻訳

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2010/07/23]    映画音楽出版業界などのメディアで必要とされる翻訳は、テキストに文字化された原稿だけではなく、映像や音声を確認しながら翻訳する「映像翻訳」という翻訳形態となる場合がよくあります。
また、時事的な内容を扱うことが多い映像メディア業界では、話者の少ない現地語が混ざった外国語の映像翻訳と内容確認、編集作業までを、極めて短い時間で行わなければならない場合もよくあります。そのため、映像翻訳を専門に活動する翻訳者の中には、いつ何時でもテレビ局の編集室に急行できるように待機をしている人もいます。
翻訳者が夜遅くなるまで、時には明け方まで編集室で映像と格闘した成果が、その後、寸刻を惜しんで編集され、メディアに乗って数万、数十万の視聴者の許に届くのです。普段何気なく見ているニュース番組も、内容自体に加えて、数秒の映像のために費やされた労力を想像して改めて見直すと、感じる重みが増します。

(Y.M.より)

  

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