逐次通訳者の手と頭

逐次通訳者の手と頭

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2010/06/05]    翻訳と並んで言語に関する職業の代表格ともいえる通訳。翻訳にも字幕翻訳、ナレーション翻訳など様々あるように、ひとくちに通訳といっても、ウィスパリング通訳同時通訳逐次通訳などいろいろな種類があります。逐次通訳は、語り手の話を適宜区切って順次通訳していきます。
通訳」と言われて思い浮かべるのが、この逐次通訳という方も多いと思います。TVなどで、外国の俳優や企業家の言葉を逐一よどみなく日本語に置き換えていく姿をご覧になった方は多いでしょう。とても自然で当たり前のように展開されるこの逐次通訳ですが、複数の入り組んだトピックを、比較的短い時間で聞き手に分かりやすく伝えるために、逐次通訳者の頭の中はフル回転しています。機会があったら、通訳者の手元も見てみてください。頭の中と同じように、その手はメモをとるのにフル回転しているはずです。その運動量はもしかしたら翻訳の作業並み?通訳者の手は、常にその頭と共同作業をしているのです。

(T.T.より)

  

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