日本におけるドイツ語翻訳

日本におけるドイツ語翻訳

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2010/08/13]    明治維新以来、日本の近代化にあたってドイツは規範とすべき西欧の先進国でしたので、日本におけるドイツ語翻訳の歴史には奥行きと深みがあります。ドイツ語由来の外来語の、アルバイト、エネルギー、イデオロギー、カルテル、ワッペン、リュックサックなどはすっかり定着しています。
戦前の旧制学校では、英語に次ぐ重要言語として熱心にドイツ語が学習されていたので、ドイツ語翻訳は今以上に重要な意味合いを持っていました。
現在では、ドイツの企業や研究者が世界に向けて情報を送り出す際には、英語を用いることも多いために、相対的なドイツ語翻訳の比重は低下しています。しかし、今尚ドイツはEUを支える経済大国であり、膨大な量のドイツ語情報が発信されていますので、ドイツ語翻訳の需要は衰えていません。

(J.M.より)

  

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