スペイン語通訳の選び方

スペイン語通訳の選び方

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2010/08/18]    スペイン語通訳者になるには主に二通りのルートがあります。
一つはスペイン語圏からの帰国子女や、スペイン語圏出身の親族と家庭内でスペイン語を話して育った人、長期の留学経験やスペイン語圏への赴任を通じてスペイン語を習得した人などが、大学のスペイン語通訳学科や、スペイン語通訳者養成コースで訓練を受け、スペイン語通訳者となる方法。もう一つは、スペイン本国や、南米スペイン語圏に惚れ込んで現地に移り住んだ人がスペイン語を覚えていくうちに、通訳を頼まれるようになるという形態です。
この違いは、通訳現場での仕事のクオリティの差として顕著に現れます。全てがそうではないとは言え、訓練を受けていない通訳者の中には、自分の判断で言葉を削ったり足したりする、事前準備の足りない状態で業務に臨む、馴れ馴れしい口調で訳出をするなどの行為をしてしまう人もいます。こうした通訳者はビジネスや政治などの場での業務には適していません。
一方、予算や業務内容などの関係から、通訳者としての専門の訓練を受けていない通訳者が求められる場合もあります。時と場合に合った通訳者の的確な選定にはエージェントの判断力が欠かせないのです。

(K.M.より)

  

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