同時通訳者の日本語「リプロセシング」

同時通訳者の日本語「リプロセシング」

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2010/09/06]    日本語外国語に、外国語日本語に瞬時に通訳する同時通訳者は一般人の想像を絶するスキルの持ち主と言えるでしょう。
しかし同時通訳者は単に語学の達人であるというだけではなく、様々な訓練法を駆使して同時通訳の技術を習得しているのです。特に、欧米言語同時通訳者の多くは、「リプロセシング」という訓練法を用いています。これは、話された日本語を、一旦その言語に訳しやすい日本語に加工してから外国語に訳す手法です。
頭の中で意識的にこのプロセスで訳す訓練を続けると自然と思考パターンが身につき、耳から入った日本語を無意識の中に頭の中で訳しやすい日本語に変換し、素早く外国語訳出することができるようになるそうです。一般の英語学習などにも応用可能な手法かもしれません。

(J.M.より)

  

→ アップデート記事一覧へ

  


ページの先頭へ