イタリア語ネイティブのテープ起こし

イタリア語ネイティブのテープ起こし

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2010/09/07]    イタリア語テープ起こしではまず、音源の中に登場するイタリア語話者の出身地を確認します。イタリアにおけるビジネスなどの場では主に標準イタリア語が用いられていますが、もともと都市国家の集まりであったイタリアには大変多くの方言があり、地元の人同士の会話では方言がよく用いられます。
訛りのあるイタリア語テープ起こしへの対応力を持っておくことは翻訳会社にとって非常に重要です。
例えば標準イタリア語で「肉」を意味する”carne(カルネ)”は、アグリツーリズモで有名なトスカーナ地方では”ハルネ”というように発音されます。農場の雰囲気をかもし出し、イメージを伝えるため、あるいは方言で話すことが自然であるため、トスカーナ地方の人々はインタビュー時にもこうした訛りを積極的に前面に出して用いることが多くあります。そのため標準イタリア語以外の音声によるテープ起こしも実際頻繁に発生するのです。
様々な地方出身のイタリア語ネイティブ話者を擁するクロスインデックスは、適材適所の手法でイタリア語テープ起こしの作業を効率よく正確に進めることができます。

(K.U.より)

  

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