リレー形式の同時通訳

リレー形式の同時通訳

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2010/09/09]    同時通訳は、主として国際会議で必要になります。
多国籍の参加者が発言する国際会議の場合、二ヶ国語間のみの同時通訳では済まない場合もあります。例えば、英語フランス語ドイツ語が飛び交う会議も珍しくありません。そうした会議には、英語フランス語フランス語ドイツ語ドイツ語フランス語といった同時通訳者が同席することが望ましいのですが、日本での開催の場合、そうしたこの全ての言語の組み合わせにおいて同時通訳者を確保することは困難です。通常は、日本語をキー言語として、日英日仏日独同時通訳者が互いに通訳をし合うことになります。英語の発言があれば、英語同時通訳者が瞬時に日本語に訳出をし、その内容を、日仏日独同時通訳者が即座にフランス語ドイツ語通訳するのです。
経験豊富な同時通訳者は、こうしたリレー通訳も滞りなくこなし、国際会議の成功に多大な貢献をしてきた実績があります。

(J.M.より)

  

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