クロスインデックスには、リサーチ・コンサルティング部、通訳・翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳・翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。
[2010/06/11] 本国スペインはもちろん、中米、南米、赤道ギニア(アフリカ)、北アメリカの一部地域など、20カ国以上で話されるスペイン語は、話者数が世界で3番目、4億2千万人を誇るれっきとした国連公用語でもあります。しかし世界各地で話されている分、訛りの違いは強烈です。
本国スペインの中でも方言があることはもちろん、南米では、たとえば、タンゴを生んだ、流麗華麗、ロマンティックなアルゼンチンにおける、アルゼンチン訛りのスペイン語。”S”を発音しない訛りがあるだけに、一時は「ちょっと危険」だったキューバにおける、キューバ訛りのスペイン語。お互いの訛りをお互いくすくす笑いあう、そんな豊かな訛りが中南米には息づいています。
それだけに、お客様から、「スペイン語のテープ起こしを」とご依頼いただいた場合、そのテープに、「どこの」スペイン語が吹き込まれているかを確認することは、大切なことです。ちゃんと、「その国」の人を、スペイン語テープ起こしの担当者につけなければ、スペイン語のテープ起こしをしても、正確なスペルで書かれていないことがあったり、逆に、「訛りのあるスペイン語」を、「訛りのない」スペイン語に起こしてしまったりする可能性もあります。
スペイン語をテープ起こしして、何に使うのか。フォーマルな場所で話されたものなのか、あるスペイン語圏の、一般人にインタビューして返ってきたスペイン語なのか。TVで使う場合、その訛りがおかしさを誘う場合もあります。だからこそ、「正確な」テープ起こしをするために、「どこ」で録ってきたスペイン語なのか。ぜひお知らせいただきたいと思います。
(K.M.より)
ガバレッジ国 | 141 ヶ国 |
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エキスパート国籍 | 138 ヶ国 |
対応言語 | 340 言語 |
エキスパート | 14,369 名 |
海外提携企業 | 421 社 |