機械を使った英語テープ起こし

機械を使った英語テープ起こし

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2010/11/15]    テープ起こしを、全て機械がしてくれたら。英語、日本語、またはその他の言語のテープ起こしに従事していると、そのような夢想を持つことがあります。
技術的には、不可能なことではありません。音声認識技術は漸進的に発達しており、英語に関してはテープ起こし専用のソフトもあるぐらいです。しかし、こうしたソフトは、訛りや、発音が似ている単語を用いた会話を認識するには、まだまだ力不足です。例えば、有名な英語の早口言葉、”She sells sea shells by the seashore”は、まだ認識できないと聞いています。また人の話し方にはかなりの個性もあるため、結局、最後は人間が実際に音声を聞き、前後の文脈を読み取りながら、テープ起こし原稿を修正していく必要があります。もちろん、補助ツールとして用いる分には、十分に役に立ちます。
大切なのは、いかに「正確に」テープ起こしをするか。それこそが、英語に限らず、全ての言語のテープ起こしにおける揺るぎない命題といえるでしょう。

(K.M.より)

  

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