中国語テープ起こしを通した考察

中国語テープ起こしを通した考察

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2010/11/19]    中国語テープ起こしは、お客様からお寄せ頂いた中国人客員教授によるスピーチや中国語スピーカーを含む会議などの際に録音された中国語音声を、クロスインデックスの専門化が聞き取りながらワードファイルなどにタイピングし、お客様のもとに届けるという手順で行います。
中国語テープ起こしで一番留意する点は作業者の人選です。中国本土および台湾では北京語香港では広東語が主に話されているということはよく知られていますが、同じ北京語広東語でも、地方によってはさらなる訛りのバリエーションがみられます。訛りの強い中国語テープ起こし作業には、話者と同じ地域で生まれ育った中国語ネイティブの力が必要です。
翻訳コーディネーターとして中国語テープ起こしのコーディネーションに携わる中で、こうした訛りの問題に触れると、中国語が、主要言語でありながらにして希少言語としての性格をも持ち合わせているのだという認識を持つようになります。

(K.T.より)

  

→ アップデート記事一覧へ

  


ページの先頭へ