西欧先進国ドイツのドイツ語翻訳

西欧先進国ドイツのドイツ語翻訳

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2011/09/14]    明治以来、日本の近代化プロセスで、ドイツは規範とすべき西欧先進国でしたので、日本におけるドイツ語翻訳の歴史にはその「師弟関係」からの影響が色濃く見られます。ドイツ語由来の外来語である、アルバイト、エネルギー、イデオロギー、カルテル、ワッペン、リュックサックなどはすっかり日本語として定着しています。
戦前の旧制高校等では、英語に並ぶ重要外国語として熱心にドイツ語が教えられていたことからも、ドイツ語翻訳は現在以上に重要な位置を占めていました。
今日では、ドイツの企業や研究者が世界に向けて情報発信する際には英語を用いることも多いために、ドイツ語翻訳の比重は相対的に小さくなっています。しかし、ドイツは今なおEUを支える経済大国、科学技術大国であり、膨大な量のドイツ語情報が発信されていますので、ドイツ語翻訳の需要は依然衰えていません。

(N.T.より)

  

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