地域によるドイツ語のテープ起こし

地域によるドイツ語のテープ起こし

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2011/09/22]    19世紀中葉、日本の明治維新の頃まで、「ドイツ」という地域は存在しても「ドイツ」という「国」は存在しなかったのと同じように、実は「ドイツ語」という言語は、所謂「ドイツ語圏」の地方毎にで話されている多種多様な方言の総称にすぎなかったりします。話し言葉による全く純粋な「標準語」というものを持たないドイツ語は、話者によって大きく異なる言語である、とも言えます。
よく引き合いに出されるのはドイツ人同士であれば相互の方言も概ね理解出来るのに対し、スイスのドイツ語圏で話されている「ドイツ語」は「ドイツ人」にはさっぱり通じない、といった例です。ことほど左様に「ドイツ語」のテープ起こしには、どのような「ドイツ語」のテープ起こすかによって、担当者を選定する必要に迫られる場合があるのです。

(N.T.より)

  

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