中国語の言語サービス

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クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2011/12/06]    中国語とは中国、即ち中華人民共和国や台湾をはじめとした、アジアの中華圏の他、北米、南米、欧州、そして日本などの中国系住民である華僑らの間で話されている言語で、現在母語としての話者数は12億人と世界最大です。地球上の5人に1人は中国語話者ということになります。現代の中国語は、首都北京で皇帝の官僚達の間で話されていた「北京官話」を基に形成された「普通話」が中国全土での共通語ですが、その他に多数の方言があります。例えば広東語、上海語、客家語などが話者数も多く、良く知られている方言です。シナ・チベット語族中国語に分類され、語形変化(活用)が無く、語順によって語の格を表す、孤立語の特徴を色濃く持ちますが、元代以降はアルタイ語化の傾向を示し、日本語のように助詞や助動詞によって格を表すなど、膠着語に似た性質も見られます。
中国語最大の特徴は発音とイントネーションで、単音節の語を四声と呼ばれる発生や発音の抑揚により、語の意味の弁別を行い、音声が極めて重要な言語の一つです。文字は漢字を用い、現在では主に中国大陸側と台湾とで簡体字、繁体字の区別などがありますが、中国語の発音をラテン文字のアルファベットで表記するピンイン字母なども用いられています。
現存する世界最古にして世界最多の話者数を誇る中国語は、極めてバリエーションに富む言語ですが、クロスインデックスは地球規模の人的ネットワークにより、そのほとんどを網羅した中国語の言語サービスが供給可能です。

(N.T.より)

  

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