農業国フィリピンでの調査

農業国フィリピンでの調査

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2011/12/16]    おびただしい数の島々から成るフィリピンは、人口規模9000万人以上という農業国で、外貨獲得手段は現地の観光資源と、1000万人と言われる海外出稼ぎ労働者から本国送金に依存する、東南アジアでも最も貧しい国の一つでした。天然資源や製造業に乏しいフィリピンの産業構造は、20世紀末のアジア通貨危機の際には却って幸いし、フィリピンはIMF管理体制の対象国からは外れていました。それ故に、他のNIES諸国に比較してアジア通貨危機のフィリピン経済への打撃は小さく、その後の回復も比較的順調であり、IT産業やBPO産業、軽工業などの豊富な労働力を活かした産業がフィリピンでは急成長を遂げました。
フィリピン現地語であるタガログ語や、旧宗主国の言語であったスペイン語等が一部で話されている他、英語が通じることも強力なアドバンテージです。フィリピンでの調査には現地の調査エキスパートの人的資源が豊富なクロスインデックスのネットワークをご利用下さい。

(N.T.より)

  

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