ブラジル国債と投資上の留意点

ブラジル国債と投資上の留意点

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、リサーチコンサルティング部のコンサルタントによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2012/04/23]    ブラジル国債というと高金利のイメージだが、その理由はどこにあるのだろうか。ブラジル国債が利上げ傾向にある理由の一つに、インフレ率の高さが挙げられる。インフレ率は、モノやサービスの価格の上昇・下降率(=消費者物価指数)で計ることができる。
ブラジルのインフレ率は5.90%(2008)、4.31%(2009)、5.91(2010)、6.30%(2011est)、4.50%(2012est)(IMFデータに基づく)であり、安定的に推移してきている。
インフレ率が上昇すると、通貨価値は総体的に下がる。そこで、政府は利上げして市場における通貨の流通量を減らし、通貨価値を上げようとする。その利上げに連動して、ブラジル国債も高金利となるのである。
ブラジル国債に限らず、国債を購入する際は、各市場の動向やインフラ整備等をよく確認することが大切である。

  

→ アップデート記事一覧へ

  


ページの先頭へ