カンボジアへの進出にあたって

カンボジアへの進出にあたって

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、リサーチコンサルティング部のコンサルタントによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2012/05/08]    カンボジアへの進出にあたっては、現地の政治・経済動向を把握しておきたい。まず、政治動向としては、国境未画定地域問題でタイとの小規模な紛争が続いている。両国の主張は平行線を辿っており、タイとカンボジアの国境付近への進出は当然控えるべきである。

IMFの予測では、カンボジアの経済は、輸出・観光・外国投資といった外需による経済の活性化が引き続き見込まれ、GDPの成長が期待できる。縫製、製靴企業の国内最低賃金は、2010月10月1日以降2014年まで据え置かれる予定であり、隣国のタイに比べ4分の1程度に留まっている。これらの要素は、日系企業がカンボジア進出する上で好材料になるだろう。

一方、カンボジア進出する上で注意すべき突発的リスクは、自然災害による洪水被害であろう。カンボジアの防災体制は、日本と比較すると発展途上であることから、企業による主体的な防災体制が望まれる。

  

→ アップデート記事一覧へ

  


ページの先頭へ