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このコラムは、リサーチ・コンサルティング部のコンサルタントによる、日々の業務を通しての雑感です。
[2012/05/09] アメリカで現地の人々と言葉を交わす時、アメリカの州名の由来も話題のひとつになるだろう。アメリカ50州の中で、今回は人名を由来とする州を紹介する。
- 国王や皇族の名前
ニューヨーク州(New York (NY):イギリスのヨーク公(Duke of York)から
ジョージア州(Georgia (GA)):イギリス国王ジョージ2世(George II of England)から
ルイジアナ州(Louisiana (LA):フランス国王 ルイ14世(Louis XIV)から
メリーランド州(Maryland (MD):イギリス国王チャールズ1世(Charles I)の王妃(Henrietta Maria)から
ノースカロライナ州(North Carolina (NC))及びサウスカロライナ州(South Carolina (SC):イギリス国王チャールズ1世(Charles I)のラテン語名(Carolus)から
バージニア州(Virginia (VA))及びウエストバージニア州(West Virginia (WV)):イギリス女王エリザベス1世(Elizabeth 1st)から
- 大統領の名前
ワシントン州(Washington (WA)):初代大統領(George Washington)から
- その他の人名
ハワイ州(Hawaii (HI)):最初にハワイ諸島を発見したとされるHawaii Loaから
ペンシルベニア州(Pennsylvania (PA)):イギリスから植民地建設の勅許状を与えられたウィリアム・ペン(William Penn)と「森」を意味するラテン語から
メイン州(Maine (ME):英国王Charles I の王妃(Henrietta Maria)がフランスに領有する地域(Mayne)から
それぞれの土地には、業績や感銘を残した人々の名前が地名となって残っている。アメリカの人々にとっては愛着と誇りの対象であり、土地のルーツへの関心が、さらなる交友のきっかけになるかもしれない。
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