ブラジルの消費者マーケット事情

ブラジルの消費者マーケット事情

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、リサーチコンサルティング部のコンサルタントによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2012/05/10]    ブラジルは国土が広く、地域によって高度、気候、人種構成等の違いが大きい。そのため、ブラジル消費者の嗜好は地域差が大きい。

例えば、ブラジル北東部は高温で、消費者は「香り」の強さを重視する。一方、リオデジャネイロ市は、消費者の肌の露出度が他の地域に比べて高く、紫外線ケアの商品の需要が多い。サンパウロ市の消費者は、肌の露出度が低い反面、化粧を重視し、フェイス化粧品がよく売れる。

食品についても、ブラジルは地域によって売れ筋商品が異なり、現地の気温や湿度に応じて変質しにくい商品が売り出されている。また、近年は夫婦の共働きもしくは独身世帯が増加し、冷凍食品やレトルト食品を購入する消費者が増加している。また一方で、消費者の健康・美容志向も高まっている。

このように、ブラジル消費者のニーズは地域によって多様であり、販売員によるきめ細かな営業が重要なポイントになるだろう。

  

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