メキシコの消費者マーケット事情

メキシコの消費者マーケット事情

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、リサーチコンサルティング部のコンサルタントによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2012/05/10]    メキシコは中南米でブラジルに次いで第2 の大きさを誇る市場であり、その潜在性は大きい。メキシコ消費者層は貧富の格差が大きいが、経済成長に応じて中間所得者層が徐々に増加している。また、アメリカからの移民送金も消費者の購買力を支えている。

メキシコ人消費者の嗜好は、所得階層によって異なるようである。共通の特性としては、目新しいものを好み、日本製の商品には良いイメージを持っている。消費者金融の発達によりクレジットカードが普及し、所得が低い消費者でも購買力は高まっているといえる。

商品のプロモーションについては、高所得のメキシコ人消費者は品質やブランドを重視し、情報を集めてから来店する傾向があるので、店頭プロモーションの効果は薄い。その一方で、高額でない商品については、店頭プロモーションでいかに消費者の関心を引くかが決め手になるだろう。

所得格差の大きいメキシコ市場では、対象となる消費者の特性を考慮したマーケティングが重要である。

  

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