ロシア貿易と日本

ロシア貿易と日本

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このコラムは、リサーチコンサルティング部のコンサルタントによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2012/05/10]    2011年末、ロシアがWTOに加盟したことにより、ロシアとWTO加盟国との貿易が促進されることが期待されている。2010年のロシア貿易を品目別にみると、ロシアの対外輸出品目の7割近くが燃料、エネルギーとなっており、ロシアがエネルギー輸出国であることがわかる。

また、2010年のロシア貿易相手国を見ると、輸出先の上位5位は上からドイツ、オランダ、中国、イタリア、ウクライナ、ベラルーシ、トルコ、日本となっており、欧州向けにエネルギー資源の輸出による貿易が外貨獲得の手段となっていることが伺える。日本から見た場合、ロシアは輸出先としては9位、輸入先としては5位であり、ロシアとの貿易は、主にウラジオストク港と新潟、北海道などを拠点にして行われている。1990年代に冷戦構造が崩れてから、これらの日本の港にはロシア国籍の船舶が貿易目的のために頻繁に来航するようになっている。

  

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