ロシアの自動車産業

ロシアの自動車産業

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このコラムは、リサーチコンサルティング部のコンサルタントによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2012/05/10]    2011年のロシア自動車産業は好調で、新車販売台数は250万台であった。これは2010年と比較して40%程度の伸びである。ロシアで販売された自動車のうち、乗用車の7割はロシア国内で生産されたものである。

ロシア国内自動車メーカーには、ラーダ、GM-アフトワズ、ウワズ、ガズ、カマズ、イジマシ、ジル、セアズ、タガズ、アフトトル、アフトフラモスなどがある。これらの国内自動車メーカー以外に、トヨタ、ホンダ、ルノー、フォードなどの外国自動車メーカーロシア国内で70万台程度の自動車を生産している。

かねてより、ロシアでは自動車産業の保護育成政策が採られていた。しかし、2011年にロシアがWTOに加盟し、外国産の自動車に対する関税率が30%から15%にまで引き下げられることとなった。さらに、ロシア国内での自動車需要の伸びもあり、ロシア国内自動車関連ビジネスは今後も期待できる分野である。

  

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