日本で働く日系ブラジル人

日本で働く日系ブラジル人

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、リサーチコンサルティング部のコンサルタントによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2012/05/16]    日本からの海外移民は、戦前から1960年代まで続いたが、戦後の日本の経済成長により賃金水準が上がったため、日本人が海外へ働きに出るよりは、海外の労働者が日本に働きに来ると言った出稼ぎ対象国という立場に逆転した。1990年代からは、日系ブラジル人が日本へ働きに来るようになった。

1990年6月に出入国管理及び難民認定法が改正され、日系三世までの者に日本への定住が認められた。現在は、約31万人の日系ブラジル人が日本に居住している。在留資格が容易に取得できるため、日本企業でも就労しやすく、日本での収入は比較的安定しているようである。

高度成長期前後に日本企業がブラジル進出した際は、日系ブラジル人が先導役となったが、今後は日本国内の労働力としてもその活躍が期待される。

  

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