アメリカで入国拒否になったら…

アメリカで入国拒否になったら…

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、リサーチコンサルティング部のコンサルタントによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2012/05/17]    アメリカ入国を拒否され驚いたという声は、意外によく聞かれる。アメリカ入国は、どのような場合に拒否されるのだろうか。もっともよくある理由は、入国に必要な書類の不備である。具体的な手続きは必ず事前に正確に把握し、それでもアメリカへの入国を拒否された場合は、具体的な理由を確認することが大切である。

そもそも、アメリカへの入国に際しては、ESTA(Electronic System for Travel Authorization)の申請を事前にしておく必要があり(定期的に再申請が必要)、これを忘れると入国ができないはめになる。

アメリカへの入国拒否された対応策としては、関係書類を準備して専門の弁護士に相談するか、米国大使館や米国移民局のウェブサイトを確認する方法がある。

アメリカの移民法は、麻薬関係の犯罪に対して厳しい姿勢を取っているのが特徴である。その他のアメリカ入国拒否の理由は、以下のようなものがある。

  • 公衆衛生に深刻な影響のある伝染病
  • 悪意ある犯罪の有罪判決又は自白
  • 規制薬物関係法令違反
  • 複数犯罪での有罪判決による合算刑期5年以上
  • マネーロンダリングへの関与又は疑い
  • テロ行為又はテロ活動への援助
  • 生活保護の対象となる可能性
  • 違法労働目的(技能の有無にかかわらず)でのアメリカへの入国
  • ビザ、入国、その他移民上の便益を得るための重要情報の改ざん
  • 移民の関連法令に関し、何らかの目的又は便益を得るための米国市民権の偽りの主張
  • 米国内での180日を超える不法滞在

  

→ アップデート記事一覧へ

  


ページの先頭へ