中国への投資視点の変化

中国への投資視点の変化

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、リサーチコンサルティング部のコンサルタントによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2012/05/18]    かつての中国への投資のメリットは、若く安価な労働力に支えられた製造コストの安さであったが、少子高齢化傾向、賃金上昇や地価の上昇等により、投資環境は変わりつつある。ただし、投資の視点を変えれば、中国におけるビジネスチャンスはまだまだ大きい。

まず、人民元の名目相場が均衡値に近づいているのは歓迎すべき要素だ。中国政府による為替介入体制が徐々に市場主導型経済へ以降し、人民元相場が切り上っている。これにより、中国はインフレリスクを抑えることができ、また輸入しやすい環境となっている。

また、中国は輸出による外貨依存体質から、内需拡大政策へ力を入れ始めていることも、投資を考える上で大きな利点だ。

今後は「中国で生産する」だけでなく、「中国で売る」という視点が加われば、投資対象の幅はさらに多様化していくだろう。

  

→ アップデート記事一覧へ

  


ページの先頭へ