インドネシアの石油資源

インドネシアの石油資源

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このコラムは、リサーチコンサルティング部のコンサルタントによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2012/05/22]    日本の液化天然ガス(LNG)の最大の輸入国はインドネシアである。しかし、2000年以降、インドネシアのガス田の枯渇、生産設備の不備などの供給サイドの問題とインドネシア国内の経済成長に伴う天然ガス需要の増大という両面から、インドネシア天然ガスの輸出量は伸び悩んでいる。

インドネシア石油についても輸出量が年々減少し、2004年にはインドネシア石油の輸入国となっている。天然ガスと同様に、生産設備や電力の不足、国内での石油需要の増大が原因である。

現在のインドネシアでは石油価格の高騰がデモにつながるなど燃料消費国としての色合いが強くなってきている。バイオ燃料などの需要も高まっており、バイオ燃料用の作物の生産も増強されている。日本企業がビジネスを行う上でもインドネシアのこうしたエネルギー事情には気を配る必要がある。

  

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