中国と福祉産業ビジネス

中国と福祉産業ビジネス

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このコラムは、リサーチコンサルティング部のコンサルタントによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2012/05/23]    中国の消費者ニーズは、経済成長に伴い高度化・多様化しているが、長期的に見て今後どのようなニーズやビジネスが発生しうるだろうか。

一人っ子政策の影響により少子高齢化が進む中国だが、高齢化に向けた社会保障制度は国全体として整っているとは言えない。2010年10月28日に社会保障制度の基本法である「中華人民共和国社会保険法」が発布され、2011年7月1日施行されたばかりである。

一方日本では、高齢化の現状や公的資金の充実、福祉ニーズの多様化を受けて、高齢者福祉産業(シルバーサービス)が発達している。具体的には、バリアフリー住宅や介護施設、保険、介護用品、ホームヘルプなどである。

日本における高齢者向け産業の経験を活かした高齢者社会への貢献、生活の質の向上、企業の活性化など、社会全体の振興を目指すソーシャルビジネスの可能性は、今後の中国にも大きい。

  

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