自然の驚異と人間の叡智を体感できるカッパドキア

自然の驚異と人間の叡智を体感できるカッパドキア

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このコラムは、リサーチコンサルティング部のコンサルタントによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2012/05/24]    トルコには9つの世界遺産があるが、その中でも特に興味をそそられるものにカッパドキアがある。カッパドキアは1985年に「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群」として文化遺産と自然遺産の複合遺産として登録された。

カッパドキアは標高1,000メートルを越えるアナトリア高原中央部に、南北50㎞にわたってベージュ色の岩石が広がる台地である。キノコや煙突のような形の奇岩が林立し、不思議な絶景が広がり、まさに自然の驚異を目の当たりにする。これは、カッパドキアの大地が柔らかい地層と硬い地層が重なり合い雨風によって侵食されたことによる。

また、カッパドキアは文化遺産としても価値が高い。ローマ帝国の弾圧を逃れてきたキリスト教の修道士たちが、カッパドキアに移り住み、柔らかい地層をくりぬいて住居として住みはじめ、キリスト教徒たちによってアリの巣のような地下都市が形成された。これらの遺跡が現在も残っており、内部を観光することができる。

自然の驚異と人間の叡智を体感できる、まさに一石二鳥の場所といっても過言ではない魅力がカッパドキアにはある。

  

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