クロスインデックスには、リサーチ・コンサルティング部、通訳・翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳・翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。
[2012/04/11] わが国の近代化の過程に於いて、明治政府は欧米列強諸国の中でも特にドイツを規範として、科学技術や法制度、軍事から文学に至るまでを輸入したので、日本におけるドイツ語翻訳の歴史にはその影響が色濃く見られます。ドイツ語由来の外来語である、アルバイト、エネルギー、イデオロギー、カルテル、ワッペン、リュックサックなどは早くから日本語に取り入れられています。戦後すぐに日本の教育制度が現行の学制に移行するまで、旧制の高等学校等では英語に並ぶ重要外国語としてドイツ語が主要教科であったことからも、ドイツ語翻訳は現在以上に重要な地位にありました。
今日では、ドイツの企業や研究者が世界に向けて情報発信する際には英語を用いることも多いために、ドイツ語翻訳の比重は相対的に小さくなっています。しかし、ドイツは今なおEUを支える経済大国、科学技術大国であり、膨大な量のドイツ語情報が発信されていますので、ドイツ語翻訳の需要はむしろ増える傾向にさえあります。
ガバレッジ国 | 141 ヶ国 |
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エキスパート国籍 | 138 ヶ国 |
対応言語 | 340 言語 |
エキスパート | 14,369 名 |
海外提携企業 | 421 社 |