国や地域によって異なるドイツ語のテープ起こし

国や地域によって異なるドイツ語のテープ起こし

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2012/06/18]    ドイツ語テープ起こしについても、その地域性は充分考慮する必要があります。19世紀まで「ドイツ」という地域はあっても「ドイツ」という「国」に纏まったのは日本の明治維新より3年後の1871年のことです。そのことが如実に表わすように、「ドイツ語」という言語は、所謂「ドイツ語圏」の地方毎にで話されている多種多様な方言の総称であり、「標準語」というものを長らく持ちませんでした。日本の学校で教えているドイツ語は、「新高地ドイツ語」という、ある意味で人工的な「ドイツ語」なのです。
ドイツ語は話者によって大きく異なる言語と言えます。端的な例として、ドイツ人同士であれば相互の方言もほぼ理解出来るのに対し、スイスのドイツ語圏で話されている「ドイツ語」は「ドイツ人」にもさっぱり通じない、といったケースがあります。「ドイツ語」のテープ起こしには、どの国や地域や、場合によってはどの時代に話された「ドイツ語」のテープを起こすかによって、担当者を選定する必要があります。クロスインデックスでは、ドイツ語圏ドイツ語話者なら、どの国や地域のテープ・ライターでもアサイン可能です。

  

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