ドイツ語ネイティブ話者の同時通訳

ドイツ語ネイティブ話者の同時通訳

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2012/08/17]    ドイツ語を母語とするネイティブ話者は、ドイツ人だけではありません。オーストリア、スイス、リヒテンシュタイン、ベルギー、ルクセンブルグなどの諸国が公用語とし使用していますので、それらの国民もまた多くはネイティブのドイツ語話者です。かつ、公用語としてではなくともドイツ語が話されている国や地域は東欧に多く、オランダ語や北欧語の多くはドイツ語と近縁の言語です。
ドイツ語の使用地域がこれほど広範囲に亘っているということは、ドイツ語には多様な方言やアクセントが存在するということでもあります。ドイツ語同時通訳が必要な場合、「どの国や地域のドイツ語か」を確認することが必要です。例えばスイスのドイツ語圏ドイツ本国ドイツ語を話すドイツ語同時通訳者を派遣しても通訳に支障を来す、ということがあり得るのです。言語系サービス業務に従事しておりますと、一つの言語にも極めて多様な対応が求められることが多いのですが、ドイツ語同時通訳派遣も、そのよい例と言えます。

  

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