タイ語の校正

タイ語の校正

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2012/11/12]    タイは日本等と並び世界でもトップクラスの識字率の高さを誇りますが、タイ語の文字とその正書法の複雑さを見るにつけ、その95%という識字率は実に驚くべきことです。タイ語では他の東南アジア諸国語とは異なり、欧州系ラテン文字ではなく、独特の音標文字であるタイ文字(シャム文字)を使用します。東南アジア系言語の多くはラテン文字のアルファベットで表記されているのに、タイ語はきわめて特殊でローカルなタイ文字(シャム文字)を使用しています。子音字と母音字がワンセットとなってタイ語の発音を表しますが、微妙な形状の差異が大きな違いを生じてしまうこともあり、タイ語の校正は先ずこの文字からしてが難物なのです。タイ人でさえタイ語の表記はかなり面倒なところがあるようで、タイの官公署に公文書を提出する場合、タイ人が書いたものでも差し戻しとなることがしばしばであるそうです。クロスインデックスのタイ語の校正は、タイ語にも日本語にも熟達した校正者を選任して依頼しております。

  

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