母音と子音を組み合わせて書く文字の翻訳

母音と子音を組み合わせて書く文字の翻訳

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2014/01/21]    日本語のひらがなやカタカナは、1文字の中に母音と子音が含まれています。例えば「た」という文字は子音の”t”と母音の”a”から成るといった具合です。このような文字は欧州諸国のラテン文字を使用する人々からみると、非常に珍しいようですが、世界中の文字を見渡してみれば、決して珍しいタイプではありません。隣国、韓国で使用しているハングルは子音の要素と母音の要素を組み合わせて1文字としますし、ヘブライ文字では、子音をあらわす文字の下にアクセント記号のような点を付けて、母音の意味を追加します。これらひらがな、ハングルヘブライなどは、組み合わせて1文字ということが明確ですが、タイ文字の場合、事情が複雑です。ヘブライ文字のように、子音にアクセントのような母音を付け足す場合と、母音の文字が独立している場合が存在するからです。このためタイ語の文字数を機械的にカウントするのは非常に難しくなってきます。通常翻訳作業を進める際、文字数が重要な情報となりますが、タイ語の場合、文字数を把握することは簡単ではありません。

  

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