日本語英訳の細かすぎる悩みの種

日本語英訳の細かすぎる悩みの種

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2014/04/02]    年度も改まりましたので、本日は気分も新たに初心に帰って基本的なお話をひとつ。日本語から英語への翻訳で小さな悩みの種となる2つのことについてです。
1つ目は、人名と性別。日本人に限ったことではありませんが、「浩美さん」、「薫さん」、「光さん」など、一見しただけでは男性か女性か判断できない名前が多くあります。もし間違えて訳したとしても、HeをSheに、Mr.をMs.に変えれば済むだけじゃないか、と言われそうですが、性別に対する思い込みが、その後の翻訳の文体に微妙な影響を与える可能性があります。
2つ目は、英語では単数か複数かをきっちり区別するという点。例えば「研究員が来日」のようなシンプルなフレーズでも、研究員が1名なのか複数名なのか、といった細かいところに翻訳者は心を砕いたりもします。
皆さんも日本語で文書を作成するとき、それが英語や他の外国語に翻訳されるとどうなるかを想像しながら書いてみると、新たな発見があるかもしれません。

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