欧州議会(EU)の言語と通訳

欧州議会(EU)の言語と通訳

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2014/05/27]    先日、欧州議会選挙が行われました。現在28ヶ国から成り立つ欧州連合(EU)の公用語は24言語もあります。各国間の平等をうたっているEUでは、議員はいずれの言語でも発言することができるため、計算上、24×23の552通りもの通訳が必要になります。しかし、そのすべての組み合わせを網羅できるわけではないので、議会開催時には、ずらりと並んだ通訳ブースの中で、話者が少ない言語は一度英語フランス語ドイツ語といったメジャー言語に訳され、更にそれを別の言語に訳すという、とても複雑な通訳がなされています。そのため、400人以上いる専任通訳者たちは、3ヵ国語、4ヵ国語は出来て当たり前、中には10ヶ国語を自由自在に操る猛者もいます。

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