「フラマン語」と「ワロン語」―ベルギー言語事情

「フラマン語」と「ワロン語」―ベルギー言語事情

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2014/06/04]    先日、「フラマン語」の通訳依頼がありました。「フラマン語」もしくは「フレミッシュ」と聞いてピンとくる方は、かなりのヨーロッパ事情通ですね。実は、ベルギーには「ベルギー語」というものが無く、人口の6割を占める北部のフランドル(フランダース)地域で話されている言葉が、隣国オランダの言葉とほぼ同じ「フラマン語」なのです。対してフランス語圏である南部で話されている言葉は、厳密に言うと古風なフランス語ともいえる「ワロン語」と称されます。
基本的に「フラマン語」の場合はオランダ語通訳者、「ワロン語」の場合はフランス語通訳者が対応可能ですが、生活に根付いた言葉の言い回しや数の数え方、アクセントなどは、やはり両言語ともそれぞれ特有のものがあります。

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