クロスインデックス現地調査員による新興国19カ国レポート 第27弾 – タイ 2009年12月09日

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クロスインデックス現地調査員による新興国19カ国レポート
第27弾 – タイ 2009年12月9日

新興国19カ国レポートについて

本レポートは、海外調査や海外進出、海外出張などを検討しておられる企業様や、海外の政策や法律動向を見ておられる官公庁様、さらには学校法人様、現地事情にご関心のある個人の方に向けて執筆しております。

BRICsNEXT11VISTAなどのキーワードで取り上げられ、注目されている新興国のうち、インドネシア、中国、マレーシア、メキシコ、タイ、バングラデッシュ、南アフリカ、ロシア、ブラジル、ベトナム、韓国、フィリピンの19カ国を対象に、クロスインデックスの現地調査員の情報提供の下に配信してまいります。また、今後、アルゼンチン、UAE、エジプト、トルコ、インド、パキスタン、ナイジェリア、イランなどの国々を追加していく予定です。

代表取締役社長 中村知滋

タイ国内でのホットスポットのインターネット利用方法

バンコクをはじめタイ各地を出張で訪れるビジネスマンは、どのようにメールをチェックしているのだろうか。ホテルでは有線のADSLを利用することができるだろうが、外出時には メールチェックに苦労することも多いのではないだろうか。携帯電話をパソコンに接続し、携帯のローミングサービスを利用するという方法もある。この方法 は、携帯電話が通じる場所であれば、どこでもネットに接続できるというメリットはあるが、「高いローミング費用」と「遅い通信速度」といった問題点がある。

タイ、特にバンコクにはネットカフェが数多くあるが、「日本語入力が出来ない」、「パソコンの性能が低い」などの問題も見受けられる。今回のレポートでは、タイのホットスポットを利用したインターネット接続について紹介をしていく。

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タイ国内のホットスポットサービス

タイのホットスポットサービス最大手は大手通信会社トゥルー(True)社である。同社のサービスは、タイ国内のオーボンパン(Au Bon Pain)などの喫茶店や、サイアムパラゴン(Siam Paragon)やエンポリウム(Emporium)などのデパートなどでも利用ができる。トゥルー(True)社に続くKSCインターネット社は、タイ国 内のスターバックス(Starbucks)などでホットスポットサービスを提供している。ただし、現在、KSCインターネット社はトゥルー(True)社 の子会社となっているため、どちらかのホットスポットの利用権があれば、もう一方のサービスも利用可能である。また、最近はホットスポットでなくとも、バンコク市内であれば多くの場所で両社の電波を受信できる。

パッケージ購入方法

ホッ トスポットでは、アクセス時間別のプリペイト゛カードを購入することができる。アクセス時間と料金は、トゥルー(True)社の場合、1時間150バーツ (420円)、3時間450バーツ(1,260円)、5時間600バーツ(1,680円)と各種取り揃えられている。一方、KSCインターネット社の場 合、1時間150バーツ(420円)、5時間600バーツ(1,680円)、20時間1,500バーツ(4,200円)であり、さらに同社の場合、ウェブ サイト上でのプリペイドカードの購入も可能である。
時間制限のない月極めパッケージを利用する場合は、ADSLもしくは携帯電話に加入し、その付加サービスとしてインターネットを利用することになる。しかし、日本人がADSLサービスを申し込むには、タイでの労働許可書が必要になるため、出張でタイを 訪問した際にADSLサービスを申し込むことは不可能である。短期滞在の出張者がインターネットを利用するための選択肢としては、携帯電話のプリペイド SIMカードを購入して、インターネットに接続する方法がある。1ヵ月当たり500バーツ(1,345円)の使用料は、サービスの停止を申し出ない限り、 プリペイドカードの残高から毎月差し引かれるシステムになっている。
現在バンコクには、未だ少数ながらも無料で利用できるホットスポットも出てきており、誰でもインターネットにアクセスをすることができる。
(※上記金額は全て1タイバーツ=2.8円での換算)

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