本レポートは、海外調査や海外進出、海外出張などを検討しておられる企業様や、海外の政策や法律動向を見ておられる官公庁様、さらには学校法人様、現地事情にご関心のある個人の方に向けて執筆しております。
BRICs、NEXT11、VISTAなどのキーワードで取り上げられ、注目されている新興国のうち、インドネシア、中国、マレーシア、メキシコ、タイ、バングラデッシュ、南アフリカ、ロシア、ブラジル、ベトナム、韓国、フィリピンの19カ国を対象に、クロスインデックスの現地調査員の情報提供の下に配信してまいります。また、今後、アルゼンチン、UAE、エジプト、トルコ、インド、パキスタン、ナイジェリア、イランなどの国々を追加していく予定です。
代表取締役社長 中村知滋
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バングラデッシュにおける日本車の人気バングラデッシュでは、自動車を100%輸入に頼っており、そのうち約80%以上が日本製の車と言われている。 |
![]() バングラデッシュの庶民の足 |
![]() ダッカの道路の様子 |
バングラデッシュの中古車事情の移り変わり1980年代後半のバングラデッシュでは、自家用車を持つことができるのはごく一部の富裕層に限られていた。したがって、中古車販売店はダッカ市内でもわずか3~4件しかなかった。 |
バングラデッシュの中古車価格バングラデッシュ政府は、あらゆる輸入品に高額な税金を掛けているが、自動車も例外ではない。中古車にかかる税金は車の正規価格の150~350%に設定されており、そこから、車の年式、車種等により変動する仕組みになっている。例えば、バングラデッシュで、最も人気のある車、トヨタカローラ1500ccの場合、2005年に製造されたカローラを2009年に買うとすると、税金だけで50万タカ(約65万円、1タカ=1.3円換算)かかる。輸送費等の経費を入れれば店頭価格は約130万タカ(約169万円)にもなる。正規ディーラーから新車を買うと、税金の優遇措置があるものの、同じ車が約200万タカ(約260万円)になる。この価格は、バングラデッシュの平均的な家族が住んでいる2~3部屋のマンションが250万タカ(約325万円)で購入できる事と比べれば、いかに高い買い物か分かるだろう。 バングラデッシュの中古車販売仲介業バングラデッシュの車の販売店には、先述の新車しか取り扱わない自動車メーカーの正規代理店と日本から直接輸入した中古車販売店以外に、バングラデッシュ国内で使用した中古車の販売店がある。しかし後者の場合はそのほとんどが店舗を持たない仲介(業)者である。つまり、販売する車を店に置く余裕がないほど、中古車が売れるのだ。バングラデッシュでは、車は日本と違って消耗品ではない。売ろうと思えばいつでも高く売れ、財産にもなる。バングラデッシュでは、需要がまだまだ期待できる。 |
![]() ダッカ市内の中古車販売店 |
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ガバレッジ国 | 141 ヶ国 |
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エキスパート国籍 | 138 ヶ国 |
対応言語 | 340 言語 |
エキスパート | 14,369 名 |
海外提携企業 | 421 社 |