本レポートは、海外調査や海外進出、海外出張などを検討しておられる企業様や、海外の政策や法律動向を見ておられる官公庁様、さらには学校法人様、現地事情にご関心のある個人の方に向けて執筆しております。
BRICs、NEXT11、VISTAなどのキーワードで取り上げられ、注目されている新興国のうち、インドネシア、中国、マレーシア、メキシコ、タイ、バングラデッシュ、南アフリカ、ロシア、ブラジル、ベトナム、韓国、フィリピンの19カ国を対象に、クロスインデックスの現地調査員の情報提供の下に配信してまいります。また、今後、アルゼンチン、UAE、エジプト、トルコ、インド、パキスタン、ナイジェリア、イランなどの国々を追加していく予定です。
代表取締役社長 中村知滋
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鉱物の宝庫南アフリカ南アフリカ共和国(Republic of South Africa)は高品質の鉱物生産地として世界でも有数の鉱物資源国である。2006年には53種の鉱物が1,212の鉱山から産出されている。 南アフリカ企業による鉱物市場の寡占化いくつかの鉱物は、少数の南アフリカ企業による市場寡占化の傾向にある。例えばダイヤモンド生産で有名なデビアス社(De Beers)は、南アフリカのほかにもボツワナ(Botswana)、ナミビア(Namibia)、タンザニア(Tanzania)など、アフリカ各国における鉱山経営を展開しており、2006年には世界のダイヤモンド生産高の41%を占めている。 |
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資源ブームのアフリカに殺到する世界各国近年、アフリカの資源には世界各国からの注目が集まっている。アフリカ各地で鉱山資源や未開発の鉱物は次々に新規発見されている。欧米・オーストラリア・アジア諸国企業が続々とアフリカに進出し、その多くが南アフリカに拠点を置き、積極的な経営展開をしている。 |
南アフリカを拠点にアフリカ全土へ展開する企業たち南アフリカに鉱物交易の拠点を置く利点は、交易範囲をアフリカ各地に拡張することが比較的容易になる点である。会社経営インフラや銀行システムが整い、経済力のある南アフリカには、鉱物仲買人が集まり、鉱物取引センターも多く存在するため、様々な鉱物資源がアフリカ各地から集まってくる。さらに、南アフリカにおいてはアフリカ各地の鉱物資源開発の情報、鉱物の現地価格、その他鉱物取引に関する情報を容易に獲得することができる。 新規鉱山の開発、既存鉱山の売買、産出された鉱物の売買、鉱物の加工売買など、様々な形で鉱物取引に参入するチャンスが南アフリカには存在する。投資額に応じて、南アフリカの中小鉱物関連企業との連帯や取引も十分に可能である。南アフリカを拠点としたアフリカ鉱物取引に関する情報収集は、日本の資源関連企業にとって欠かせないものであると言えよう。 |
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ガバレッジ国 | 141 ヶ国 |
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エキスパート国籍 | 138 ヶ国 |
対応言語 | 340 言語 |
エキスパート | 14,369 名 |
海外提携企業 | 421 社 |