クロスインデックス現地調査員による新興国19カ国レポート 第56弾 – ベトナム 2011年9月13日

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クロスインデックス現地調査員による新興国19カ国レポート
第56弾 – ベトナム 2011年9月13日

新興国19カ国レポートについて

本レポートは、海外調査や海外進出、海外出張などを検討しておられる企業様や、海外の政策や法律動向を見ておられる官公庁様、さらには学校法人様、現地事情にご関心のある個人の方に向けて執筆しております。

BRICsNEXT11VISTAなどのキーワードで取り上げられ、注目されている新興国のうち、インドネシア、中国、マレーシア、メキシコ、タイ、バングラデッシュ、南アフリカ、ロシア、ブラジル、ベトナム、韓国、フィリピンの19カ国を対象に、クロスインデックスの現地調査員の情報提供の下に配信してまいります。また、今後、アルゼンチン、UAE、エジプト、トルコ、インド、パキスタン、ナイジェリア、イランなどの国々を追加していく予定です。

代表取締役社長 中村知滋

ベトナム人の生活に溶け込みつつあるインターネット

ベトナム人に身近なインターネット

ベトナム(Social Republic of Vietnam)では人口の約25%、都市部世帯の3分の1がインターネットを利用しているといわれ、これは外国投資家にとって潜在性にあふれた通信市場であるといえる。

数年前にそこここにあったインターネットカフェはほとんど姿を消し、街にはWIFIが利用できるカフェがあふれ、1歩足を踏み入れるとそこにはラップトップコンピュータを開き、オンラインゲームにいそしんだり仕事をしたりする人々の姿が数多く見られる。これまでラップトップコンピュータは高価なものだったが、所得の上昇、安価な製品の登場、世界経済の後退による値下げ競争により、庶民にも手が届きやすくなり、インターネットは庶民により身近なものになっているのだ。

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世界大手も続々参入

インターネットでよく利用されるのが、検索サイト、オンラインニュース、チャットだ。若い世代の多いベトナムでは、携帯電話とともにインターネットが新たな日常的ツールになっている。市場の潜在性を感じた世界の大手ヤフー、グーグル、イーベイも参入し、ベトナム語版サイトを開設している。これは、世界貿易機関(WTO)への加盟により、外国企業がベトナム企業との経営協力契約だけでなく合弁という形でも参入できるようになったことも理由にあるだろう。

相乗効果が期待できる広告分野

インターネット利用者の多さから、オンライン広告にも期待ができる。昨年12月におこなわれた調査では、1日のインターネット接続時間は一人当たり平均30~40分に上り、印刷新聞を読む時間より長いという驚くべき実態が明らかになった。つまりこれはオンライン広告が消費者に与える影響は、印刷広告以上に大きいということだ。さらにベトナムオンライン広告印刷広告より安価なので、広告費の削減にもなる。

政府も、2010年までに地域各国と同水準の通信インフラの構築・開発、全国を網羅する大容量・高質・多様なサービスを提供していくことを目標に上げており、通信市場の発展が見込まれる。

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