海外調査や海外進出、海外出張などを検討しておられる企業の方々を対象に、クロスインデックスの現地調査員からの情報を元に掲載しております。
BRICs、NEXT11、VISTAなどのキーワードで取り上げられ、注目されている新興国のうち、中国、韓国、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、マレーシア、インド、バングラデッシュ、パキスタン、ロシア、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、UAE、エジプト、トルコ、南アフリカ、ナイジェリアなどの国々を対象としております。(国別レポート一覧はこちら)
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ジャカルタの日本食レストランのバリエーションインドネシアのジャカルタに駐在する日本人からよく聞かされることがある。それはジャカルタの日本食のレベルの高さである。特に中国、インド、中近東の駐在経験をもつ人からは、なおさらその声が高い。むろんインドネシアの主食が米ということが有利に働いているのだろうが、お隣シンガポールにも味・コストパフォーマンスを含め勝るという。 インドネシアが親日派であることももちろん、おだやかな国民性であることも一因かもしれない。人気のある日本料理店には日本人の料理長がいることが多い。そこには日本人の客が多く来店している。一方、名前だけが日本風、雰囲気だけが日本風といういわゆるオリジナルでない日本食レストランでは、日本人の来店率はぐっと低くなる。 ひとくちに日本食レストランといっても寿司・てんぷらがメインメニューの店、または会席料理の敷居の高い店といったものだけでなく、居酒屋の要素を持つ店も多いため、仕事帰りに軽く立ち寄ったり、土日のゴルフ帰りに仲間で食事をしたりするなど、日本人男性には重宝されている。 |
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ジャカルタの日本食レストランの歴史ジャカルタのフリーペーパーによると日本食レストトランの初上陸は1969年にさかのぼる。その後同じオーナー、同じ日本人料理長が店の名前を変え、場所を変え続いている店も多い。一度撤退して返り咲く店もある。いわゆる本物の味を提供する店は50件以上存在する。 現地在住邦人8,829人(2011年10月大使館データ)に対して50件がしのぎをけずっている。店舗のある地域は、日本人が多く住む南ジャカルタとジャカルタ中心部にほぼ固まっている。ジャカルタ市内の日系オフィスピルにはほぼ必ず1件は日本食レストランが入居する。女性に比べ保守的な日本人男性の無難な選択肢として、昼食時はあたかも社員食堂のようににぎわう。また気軽に屋外を徒歩で歩けない、渋滞は悪化する一方の環境にあっては、ますます職場に近いところに一件は欲しいところである。 ジャカルタから東に広がる日系の多く入る工業団地内にも日本食レストランは必ず存在し、昼食時は繁盛している。他に選択肢もないことから工場に勤務する日本人男性はよく利用する。ジャカルタの日本食レストランは不足こそしていないが、昨今の日系企業のめざましい進出に伴い、まだまだチャンスはあると思われる。 |
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ガバレッジ国 | 141 ヶ国 |
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エキスパート国籍 | 138 ヶ国 |
対応言語 | 340 言語 |
エキスパート | 14,369 名 |
海外提携企業 | 421 社 |