海外調査や海外進出、海外出張などを検討しておられる企業の方々を対象に、クロスインデックスの現地調査員からの情報を元に掲載しております。
BRICs、NEXT11、VISTAなどのキーワードで取り上げられ、注目されている新興国のうち、中国、韓国、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、マレーシア、インド、バングラデッシュ、パキスタン、ロシア、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、UAE、エジプト、トルコ、南アフリカ、ナイジェリアなどの国々を対象としております。(国別レポート一覧はこちら)
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朝鮮日報などの報道によると、サムスン電子は、2012年第1四半期(1-3月期)にグローバル市場でのスマートフォン販売が米アップルを制して1位となった。サムスン電子は、「ギャラクシーノート」などのスマートフォンの販売が好調で、2012年第1四半期(1-3月期)に、グローバル市場で4,100万台のスマートフォンを販売し、市場シェアは28.2%となった。一方、アップルは3,260万台を販売し、市場シェアは22.4%であり、世界第2位だった。3位はノキアで市場シェアは8.6%としている。 2011年発売したスマートフォン「ギャラクシーS2」は、グローバル市場で2,000万台以上売れ、2011年11月に発売された「ギャラクシーノート」も5カ月で500万台以上を売り上げた。営業利益は、過去最高だった2011年10~12月期比でも9%増5兆8000億ウォン(約4300億円)となり、国内外の市場予測を大幅に上回った。 韓国国内で、2011年1月に826万人だったスマートフォン利用者数は、2011年12月末時点で2280万人と1年足らずで3倍近く増加した。韓国の人口4,800万人(2010年人口調査より)を考えるとスマートフォンの普及率は人口の約50%となる。 |
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実際に、韓国の地下鉄に乗ってみると大半の人がスマートフォンを触っている光景を目にする。韓国のスマートフォンは、検索、SMS(Short Message Service)、音楽、映画のほかに、移動式の無料テレビ、“DMB”(Digital Multimedia Broadcasting 移動マルチメディア放送)も見ることができる。DMBは、インターネット経由以外の受信で、受信できる場所で使用すれば、テレビが見られ、通信料なども無料である。スマートフォンにもDMBが内蔵してある機種とそうでない機種があるが、例えば、DMBが内蔵されていないiPhoneも、DMB受信機をつければ、テレビも見られる。 また、ソウル市内では通信網がいきわたっており、電波が届かないところはないぐらいである。地下鉄やバスなどはもちろんのこと、ソウル市内にある山なら山頂でも使うことができる(韓国では登山を趣味にする人が多い)。 韓国のスマートフォン使用者の大部分が使っているとされるアプリはカカオトーク(KAKAO TALK)というSNS(Social Networking Service)アプリである。SMSのように1対1でメッセージをやり取りすることも、またグループでチャットをすることもでき、手軽に利用されている。 韓国人にとって、スマートフォンは機械代、通信費用等、まだまだ割高なものであるが、次々と新しいサービスや騎手が生まれるスマートフォンは、新しいものの変化に対応が速い韓国人の気質にも合っているのではないだろうか。今後、普及の速度はさらに高まっていくだろう。 |
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ガバレッジ国 | 141 ヶ国 |
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エキスパート国籍 | 138 ヶ国 |
対応言語 | 340 言語 |
エキスパート | 14,369 名 |
海外提携企業 | 421 社 |