海外調査や海外進出、海外出張などを検討しておられる企業の方々を対象に、クロスインデックスの現地調査員からの情報を元に掲載しております。
BRICs、NEXT11、VISTAなどのキーワードで取り上げられ、注目されている新興国のうち、中国、韓国、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、マレーシア、インド、バングラデッシュ、パキスタン、ロシア、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、UAE、エジプト、トルコ、南アフリカ、ナイジェリアなどの国々を対象としております。(国別レポート一覧はこちら)
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肥満化が進むトルコ人OECD(経済協力開発機構)は2012年2月21日に、世界の肥満人口が5億人を超えたと発表した。 |
魚の肉型女性と0サイズ女性トルコ美人の条件の一つに、「バルック・エティ」という言葉がある。これは直訳すると「魚の肉」という意味で、肉感的な身体の持ち主であることを指す。以前はこのセクシーな体型が今以上に好まれていた。しかし、最近では‘0サイズの服を着る女性(痩せ型)’と、この‘魚の肉型女性’に、トルコ人男性の好みのタイプが分かれている。 |
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世界三大料理の一つであるトルコ料理世界三大料理と呼ばれるトルコ料理であるが、このほとんどに食用油が使われる。赤レンズ豆やひよこ豆、ヨーグルトスープにバターかマーガリンを一人分につきスプーン1杯分(このスプーンはトルコでは計量スプーンではなく食用スプーンで表示される)、肉や野菜料理に更に1杯ずつ、そしてサラダにオリーブ油1杯、ピラフに動物性油1杯、合計一食約1500-2200kcalが平均的トルコの昼・夕食のカロリーである。また、週に数回は1片334 kcal もある‘バクラバ’と呼ばれる猛烈に甘いお菓子を3切れほどつまむのが習慣である。男性は夕食後テレビのサッカーの試合を見ながら、チャイ(トルコの紅茶)と共にナッツ類をほおばり、女性は昼間近所や友人・知人の集まりで手作りケーキ・クッキー、ポテトサラダ、ボレック(チーズの春巻き)を食べる。 FAOSATの調査ではトルコ人は男女共1日平均3,500 kcal以上摂取している。(日本人の摂取量は男性2,700 kcal、女性は1,950 kcal)。1人当たりの年間砂糖消費量は32.5kgと日本の約2倍の数字である。よってトルコ人の3人に1人が2型糖尿病(肥満が主な原因でインスリンの働きが悪くなり、血糖値の調整がうまくいかない糖尿病)に悩んでいる。 何かしらの運動をしているのは人口の約10%。一般的にトルコではスポーツが根付いておらず、1日平均のテレビ視聴時間は2時間30分である。 ここ数年、トルコでもやっとダイエット飲料や錠剤の宣伝広告が盛んになった。また、トルコでのダイエット合宿が盛んになり、ヨーロッパの同種の合宿の60%程度の安価な料金であることから、海外からダイエット、エステ目的のツアーが増加している。どうやら、トルコ人はダイエット錠剤を服用しながら高カロリー食を食べ続け、テレビの前で体型を丸くする一方で、ダイエット産業でお財布は痩せていくといった風潮である。 |
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ガバレッジ国 | 141 ヶ国 |
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エキスパート国籍 | 138 ヶ国 |
対応言語 | 340 言語 |
エキスパート | 14,369 名 |
海外提携企業 | 421 社 |