海外調査や海外進出、海外出張などを検討しておられる企業の方々を対象に、クロスインデックスの現地調査員からの情報を元に掲載しております。
BRICs、NEXT11、VISTAなどのキーワードで取り上げられ、注目されている新興国のうち、中国、韓国、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、マレーシア、インド、バングラデッシュ、パキスタン、ロシア、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、UAE、エジプト、トルコ、南アフリカ、ナイジェリアなどの国々を対象としております。(国別レポート一覧はこちら)
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ブラジルのアマゾン州首都マナウス市が自由貿易地帯に制定されてから、今年で45年となる。全世界の真水の20%を占め、全長6千kmに及ぶ世界最長のアマゾン河。その河口ベレン市から1,500kmの中流域に、マナウス市は存在する。19世紀に天然ゴムの集積地として栄えたマナウスは、ゴムの東南アジアへのプランテーションに伴い20世紀初頭にかけて衰退の一途を辿ったが、自由貿易地帯に制定された後は、日系企業を中心とする積極的な投資により、製造加工業を中心に大きく発展している。マナウス市の人口は既に200万人を超え、近代都市へと大きく変貌を遂げると共に、産業分野から徴収する豊かな財源を基に、観光開発やアマゾン地域の環境保護にも積極的に取り組んでいる。 |
1.マナウス自由貿易地帯の工業部門の規模
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●工業部門の売り上げは400億ドルに迫り、各業種共に前年度を10~20%上回る基調にある。 |
2.国別投資内訳
●2010年末までの累計投資残高は88.8億ドルで、この内50.2億ドル、57%が外国からの投資となっている。 |
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3.主な日系進出企業
●1973年にサンヨー電気がテレビの組み立てを始め、その後、東芝、パナソニック、ソニー、パイオニア、日立エアコンなど相次いで進出、韓国、フィンランド勢等の電気電子業界も参入して、主に、テレビ(250万台)、携帯電話(2250万台)LCD画面(1000万個)、エアコン(250万台)等。 |
4.主な税制恩典
●マナウスで工業製品を生産する場合の最大のメリットは、各種税金の減免措置であり、ブラジル南部主要市場への高い製品物流コストを考慮してもマナウスで生産する価値は、此処にある。 100年以上に亘る移民の歴史を経て独特の親善関係を築いて来たブラジルと日本、そして、アマゾンの奥地で様々な困難を克服しながら、地域社会の発展に貢献している日本企業の今後の更なる活躍に期待したい。 |
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ガバレッジ国 | 141 ヶ国 |
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エキスパート国籍 | 138 ヶ国 |
対応言語 | 340 言語 |
エキスパート | 14,369 名 |
海外提携企業 | 421 社 |