クロスインデックス現地調査員による新興国19カ国レポート 第82弾 – インドネシア 2012年11月06日

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クロスインデックス現地調査員による新興国19カ国レポート
第82弾 – インドネシア 2012年11月06日

新興国19カ国レポートについて

海外調査や海外進出、海外出張などを検討しておられる企業の方々を対象に、クロスインデックスの現地調査員からの情報を元に掲載しております。
BRICsNEXT11VISTAなどのキーワードで取り上げられ、注目されている新興国のうち、中国、韓国、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、マレーシア、インド、バングラデッシュ、パキスタン、ロシア、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、UAE、エジプト、トルコ、南アフリカ、ナイジェリアなどの国々を対象としております。(国別レポート一覧はこちら

インドネシアにおけるゲームセンターの繁栄

ゲームセンターへの集客

ジャカルタゲームセンターは、週末になると多くの子どもたちで賑わう。客層は中流階級以上の家庭がほとんどである。ゲームセンターはモールの中にある。日本のように自宅から徒歩圏内に遊べるような場所や公園が少ないこと、休日に親子で楽しめる場所はモールぐらいしかないことなどが毎週末モールに足を運ぶ主な要因となる。

実際に遊んでいるのは3歳くらいから中学生ぐらいまでの主に男の子が多い。親と同伴で来て、親も別のゲームに夢中になっていることもあれば、親はモール内の店舗で買い物をしていて、ベビーシッターに連れられて来ていることもある。
 一回の来場で平均20-30万ルピア(1,600~2,500円相当、2012年10月時点)を使う。システムはプリペイドカードシステムになっている。遊びたいゲーム機でカードをスキャンさせると料金が引かれる。ゲームセンターも志向をこらし、カードチャージのボーナス日をもうけて集客を狙っている。

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大手のゲーム機

ゲーム機のメーカーは中国製などもあるものの、日本製が断然多い。セガ、コナミ、バンダイナムコの製品が数多く見受けられる。中にはゲームで遊んだ後にもらえるカード収集にはまり、日本の秋葉原までカードを探しに行ったという家族もいた。

ゲーム機の言語は公用語であるインドネシア語に置き換えられているが、時折ゲームの中に英語や日本語が出てきたり、機械本体に書かれている文字は日本語のままの場合もある。それでも子どもたちは違和感を感じずに遊んでいる。外国語があるほうがかえって価値があると感じられている。

大手ゲームセンターのTime Zone(タイムゾーン)はジャカルタだけで12店舗、インドネシア全土で100店舗を展開している。ゲーム機も随時新しいものと入れ替えたりして客が飽きることのないように工夫されている。また、人気機種のゲームのチャンピオン選手権を全国規模で開催するなど、常に目を引くイベントを行っている。
少子化とは無縁のこの国で、子どもを対象にするビジネスは発展し続けており、今後も成長が見込まれる。

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