
海外調査や海外進出、海外出張などを検討しておられる企業の方々を対象に、クロスインデックスの現地調査員からの情報を元に掲載しております。
BRICs、NEXT11、VISTAなどのキーワードで取り上げられ、注目されている新興国のうち、中国、韓国、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、マレーシア、インド、バングラデッシュ、パキスタン、ロシア、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、UAE、エジプト、トルコ、南アフリカ、ナイジェリアなどの国々を対象としております。(国別レポート一覧はこちら)
| ←第88弾 インドネシア | 第90弾 韓国→ |
気候温暖化の影響トルコでクーラーと言えば地中海地方などの暑い地域にしかなかったので、イスタンブールでは、数年前までは自宅にクーラーが必要だと考える人は、ほとんどいなかった。ところが最近は「必需品だ」と言う人も現れるほど夏の暑さが厳しくなってきている。昔は本当に寝苦しいのはほんの数日で、いくら昼間が暑くても夕方には暑さがスッと引くのが普通であった。ところが数年前から熱帯夜になる夜が増え、湿度も高く、クーラーとしてのエアコンの売り上げが急増している。 |
トルコのクーラー市場
SKID(空調冷暖房製品製造者組合)の発表によると、2010年にトルコでセパレート型エアコンが72万5千台出荷された。この前年までの世界的不況で売れずに倉庫にストックされていたエアコンも取り付けられたとすると、この数字以上のエアコンが取り付けられたと考えられる。しかもこの大部分は「Aランク」と称される省エネルギー型のものだった。最近ではインバーター・タイプのハイテクを駆使したものの需要も増えており、2009年ではこのタイプは全販売数の14%だったのが、2010年には20%になっている。 |
|
|
|
世界市場への進出現在トルコでは年間150万台ものエアコンが生産されており、2011年の輸出額は1億8千6百万ドルであった。2012年前半だけでもこの額は2億2千万ドルに近づいており、ヨーロッパではスペイン・イタリアに次いで第3位である。輸出先はヨーロッパ、旧ソビエト連邦のトルコ系共和国や中東諸国となっている。上記のアルチェリック社などは50カ国にも輸出している。 |
| ←第88弾 インドネシア | 第90弾 韓国→ |
| ガバレッジ国 | 141 ヶ国 |
|---|---|
| エキスパート国籍 | 138 ヶ国 |
| 対応言語 | 340 言語 |
| エキスパート | 14,369 名 |
| 海外提携企業 | 421 社 |