クロスインデックスの在日外国人市場レポート25

クロスインデックスの在日外国人市場レポート

在日外国人市場レポートについて

本レポートは、在日外国人向けのマーケティングや実態調査を検討しておられる企業様や調査会社様、さらには国土交通省の「ビジット・ジャパン・キャンペーン」に関連して外国人観光客の訪日の推進に取り組んでおられる皆様のご参考になるべく執筆しております。

外国人登録者総数2,152,973人(2007年末)は日本の総人口の約1.7%に相当し、また訪日外客数は835万人(2008年)と同約6.5%に達します。外国人の定住者、来日者がともに逓増する日本国内において、在日外国人に商品・サービスの訴求を図っていくことは必須となりつつあります。

本稿は、在日外国人の現状および在日外国人へのマーケティングが有効な業界の概要を取り纏めております。情報源としましては、公的機関の公表資料、さらには弊社の過去の在日外国人調査およびマーケティングプロジェクトを通じて培った知見を基にしております。皆様が、在日外国人を見据えた各種展開をご検討される際の基礎材料として、ご利用頂ければ幸いです。

また、個別の公的機関、業界、企業様向けへの詳細調査レポート、さらにマーケティング支援につきましては、別途有料にて承りますので下記までご連絡下さい。国内外に7,000名以上の外国人等のモニターを抱え、彼らと日々のコミュニケーションを通して関係を構築してきた弊社では、彼らへのヒアリングを基に、現状を正確に棚卸し、さらには有効なマーケティングをご提案することが可能です。

代表取締役社長 中村知滋

※レポート全編(全28頁)は1万円(税別)にて頒布しております。下記より御問合せ下さい。

25 第7章 在日・訪日欧米人の動向と市場性

また、経済不況の煽りを受けて、特に欧米系を中心とする金融系のホワイトカラーの減少が目立っている。外資系企業の事業縮小、経費削減などが始まっており、六本木や恵比寿のある外資系広告代理店では、プレジデント1人にバイスプレジデント3人の合計4人の外国人によるマネージメント体制を、プレジデント1人を残し、3人のバイスプレジデントは本国へ帰還させたり、またある証券会社では、リーマンショック前の外国人社員数を半減させたりしている。

そうした減少傾向のある外国人による消費市場への影響としては、ある高級スポーツカーの販売代理店においては、外国人来店者数が激減しているとのことである。一方、パークハイアットなど、ブランディングに成功しているところや、銀座ブティックの限定時計など、“銀座”名入り限定商品などはは堅調な推移を見せていたりもする。同様にリッツカールトン・レジデンス居住者など、超富裕層への影響は限定的である。

欧米人の在日生活における特徴としては、2~3年の短期滞在で大手企業に勤務することが多いため、英語で通じる世界で用を済ませる傾向が強く、日本に溶け込む意識がそれほど高くない点が挙げられる。

欧米からの旅行者の来日後の行動を見ると、秋葉原、浅草寺、原宿~表参道~明治神宮、京都、大阪などの観光が人気である。食事には寿司、てんぷら、しゃぶしゃぶなどが好まれる傾向にある。

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※レポート全編(全28頁)は1万円(税別)にて頒布しております。下記より御問合せ下さい。

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